eスポーツとはエレクトロニックスポーツの略で、コンピュータゲームやビデオゲームを使ったスポーツ競技のことです。日本ではまだまだeスポーツをスポーツと捉えている人は少ないですが、アメリカや韓国では発達していて、プロゲーマーはれっきとしたスポーツ選手と認識されています。このような国では大会数も多く環境も整っていて、選手はプロゲーマーだというとサインを求められるほど人気があります。
実はプロ化されてから20年ほど歴史がありますが、日本でプロ格闘ゲーマーが誕生したのは2010年のことで、これをきっかけに日本でもプロゲーマーが話題となりました。eスポーツが正式なスポーツとして認められてから少しずつ競技人口が増えています。
eスポーツは成長率の高い分野
世界のeスポーツの競技人口は1億人以上いて、それを観戦したり応援したりする人口は4億人近くいます。それに対して日本の競技人口は390万人ほどで、観戦や応援をする人は160万人程度なので、かなり少ない人口です。しかし、これからまだまだ競技人口が増えると考えられているので、成長率の高い分野だと言えます。
世界では有名なチームにはスポンサー企業が付き、そこで活躍するプロゲーマーもいるほどで、通常のスポーツと何ら変わらない状況で競技を行っています。大会では当然順位が決められ、良い成績を収めたチームや個人に対してはトロフィーや賞状、またはメダルなどが授与されます。
eスポーツの公認条件
eスポーツとして公認されるには、ゲームに対して競技性が求められます。順位を付けてトロフィーなどが贈られる環境に合ったゲームということになります。次に、ゲームとして3ヶ月以上の運営と販売の実績が必要ですが、それほど長い実績が要求されるわけではありません。
そして、これからもeスポーツの大会の運営を続ける予定があるかどうかがポイントになります。一般公開で今後も大会を開き、観客を動員する予定があるかということです。最後にeスポーツとして大会の興行性を認められるかがカギとなります。お金を払って観戦する人や応援する人がいて、そこから収益を得られるかということが判断されます。
条件はそれほどハードルが高いわけではありませんが、日本では現在観戦する人口が少ない状態です。今後さまざまな方面からアナウンスし、海外の競技状況がインターネットなどで拡散されることで注目する人が増えるでしょう。また、現在オリンピックの種目になるかどうか検討されている状況なので、話題性も高いといえます。